【後記】「哀しみが
雪のように降り積もる
お お お お お お お お お お お
い い い い い い い い い い い
て て て て て て て て て て て
い い い い い い い い い い い
か か か か か か か か か か か
な な な な な な な な な な な
い い い い い い い い い い い
で で で で で で で で で で で
それを自分が言うというのか、
それを自分が言うというのか。
影を曳く場所で蹲る黒い影の自分を眺める。
手を伸ばし"僕"に縋り付く。
僕はぼくを置いていく。
君を置いていった間違いを
彼を失った過ちを
もう二度と繰り返さないためにも
おいてかないで、おいてかないで、おねがい
あなたをすきだという気持ちが
あなたを愛していたというこころが
悲しみだけが切り離されて
"ぼく"は僕に置き去りにされる」
後記
聖母の話については漫画版がいちばんとっつきやすいと思うのですが
「おいていかないで」といっている自分自身を置いて行くアレルヤについては
何度も考えておりまして。
「孤立アイランド」のアレルヤも「グッバイマイセルフ」のアレルヤも
ニールへの想い(かなしみ)を切り離しています。
孤立〜の方は、元々はニールが描いていた虚像に、アレルヤが(本編から)切り離されてそこに宿る、というイメージ。
グッバイ〜の方は、別人格として切り離してまではいないけれど、何というか別フォルダ?みたいな感じで
でもずっと抱えてはいて。
もう一人のイノベイドのアレルヤは【ヴェーダの記録】でしか知らなかったニールとの逢瀬を
その時の記憶と感情を最終話でアレルヤ本人からダウンロードしてしまう、といった感じ。
(ちなニールの方は、常に受信していたという要素もありーの…)(故に半狂乱していた)
(アレルヤの方は演技で、ニールよりいくらか正常)
灰羽のニールさんについてはこれから語って行く所(散文は上げてはいるのですが)ですね。
このニールさんも狂っていて、1話の段階でもうずっとアレルヤが生まれるのを待っていた。
誰にもないしょで。
ニルアレさんは狂っているけれどそれでもまともだと思い込む(寄り添うことでより強くそう思える)カプだと思います。