書留。

壁打ち用です。

芸能パロ的ななにか

ふとしたタイミングで、いつも心の中ではそう呼んでた呼び方で呼んでみたニールさんくんにじゅうよんさいとアレルヤくんさんじゅうきゅうさい

 

***

 

「……アレルヤ、さん」

 

いつも良くしてくれる先輩の、名前を初めて呼んでみた。
心の中ではたまに呼び捨てが出来るようになってきたので、正直、声に出してからちょっと調子に乗り過ぎたと後悔の波が押し寄せて顔を背けてしまった。
波が去った後、チラリ、と先輩の顔を見る。
きょとん、とした表情だ。
照れているようにも見受けられて、少しほっとして言葉を続けた。

 

「な、なんて。すんません調子に乗りました」

 

謝ってもおく。
調子に乗ったのは事実だ。最近仲良くなったと思い込んで、そんな気がして自爆した。

 

「……ニールくんは」

 

だって、先輩はおれの名前を、下の名前で呼んでくれるから。
仲良くなれるのではないかと、なったのではないかと、勘違いをしてしまう。

 

「そういうの、すっ飛ばして来るタイプかと思ってたんだけどなあ」
「え?ええ?」

 

どういう意味だ?と思案する。すっ飛ばす?何を?というか結構汚い言葉遣いもするんだな、と別の事にも気をとられる。

 

「いきなり呼び捨てにするタイプだってずっと思ってた」

そしてすっと、その切れ長の瞳を細めて、先輩は微笑った。

「……よ、呼んでいいのか?」

 

その顔がとても綺麗で。
さすが我がCB芸能の五本の指に入る売れっ子だと理解する。
こんな綺麗な顔で微笑まれて、顔を赤くしない人間なんて、いない。
顔が赤くなった自覚があったので、また顔を背けてしまった。

ああまた明日、芝居の教育マネージャーに怒られる。

 

「……調子に乗らない」
「い、いてててて」

 

ぐいっと耳を引っ張られた。身長は同じくらいだから真横にそれが引かれる。

 

「……外でなら、ね」

 

きっとおれの耳は、もっと赤くなった。
唇が寄せられて、吐息が掛かって、まだ二次性徴が終わる前のような、少し高い声で囁かれて。

 

先輩、それは、どういう意味で?

 

***

 

芸能パロ、年齢そのままで「ニールくん」「ハプティズムさん」って呼ぶニルアレさん思い付いたので誰かに話を聞いてほしブログに書きなさい

 

偶然「一部の事務所では芸歴が序列を決め年下でも先輩として敬わなければならない」という芸能事務所あるある(?)を耳にして

 

芸能パロで!

同じ事務所なニルアレさんで

アレルヤさんは原作の記憶があって

芸名がロックオンなニールさんの事を(事務所内のみだけとはいえ)

「ニールくん」と呼んで

ニールさんは(事務所の内外でも)「ハプティズムさん」と呼ぶ……

 

とか……

 

いいなって……

 

アレルヤさんは外では「彼は」「あの人は」等、極力芸名も呼ばないようにしていて

(どうしても必要がある時はロックオン呼び)

 

でもニールさんは嫌われてるのかな……って思いながら心の中ではアレルヤさん……って呼んでたりして下さい